亜鉛やタンパク質を取りすぎるとはげるのか?

「亜鉛やタンパク質を取りすぎると禿げるのか?」と聞くと、薄毛や育毛の対策を考えたことのある人ならば、「亜鉛もタンパク質も、積極的に摂ってるぞ。髪の毛にいいのだから禿げるわけないだろ!」と思う人がほとんどだと思います。

髪に必要な栄養素は、禿げや薄毛を気にしている人にとっては常識で、「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」ですよね。ですから、亜鉛やタンパク質を摂ると禿げるという説に、納得できないという人がほとんどではないでしょうか。

髪の毛の、およそ99%はタンパク質で作られています。一口にタンパク質と言っても20種類のアミノ酸で構成されているのですが、その中でもケラチンやメチオニンが髪の毛の素になると考えられています。

「髪にはアミノ酸が必要」と言われるのは、タンパク質が必要ということと同義なわけです。タンパク質というと、動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類があります。動物性タンパク質は、肉、魚、玉子・卵、乳製品です。

植物性タンパク質は、大豆、納豆、豆腐、豆乳などの豆類ということになります。髪はタンパク質がなければ作られませんから、タンパク質を含んだ食材を積極的に摂ることが求められます。しかし、タンパク質だけをたくさん食べればいいかというと、そうではありません。

食事から摂ったタンパク質を吸収し、髪の毛として利用するために必要なのがビタミンや亜鉛ということになります。さらに亜鉛には、AGAによる薄毛や禿げの原因物質「1型5αリダクターゼ」を働きを抑える効果があると考えられています。

亜鉛は食材から摂取する機会が少ないこともあり、薄毛や禿げの対策として亜鉛サプリメントを利用している人が多いのはそのためです。このように、亜鉛もタンパク質も薄毛対策、育毛対策に欠かせない存在ですから、摂取することが悪いわけがありません。

むしろ、摂らなくてはいけないものです。では何が問題なのかというと、「取りすぎ」が問題なのです。タンパク質が育毛に良いからと、脂肪分の多い肉ばかり食べていれば、肥満することもありますし、皮脂の分泌が増えることもあるでしょう。

健康や体調が不良になり、髪の毛に栄養を運ぶ血液に悪い影響が出ることもあります。一方、亜鉛についても、たくさん取ればいいわけではありません。

一度にたくさん取っても、吸収できない分は体外に排出されますし、それよりも吐き気や体調不良などの健康被害を出すことさえあるので注意が必要です。それでは育毛どころではありません。また、さきほど触れましたとおり、髪にはビタミンも必要なのです。

必要な栄養素を過不足なく摂ることが重要で、取りすぎると禿げにつながることもあるのは、このようなことがあるからなのです。